こんにちは。サービス事務の安髙です(^^♪

最高気温が10度を下回る日があったりと、寒さが堪える季節になりましたね((+_+)) 冷たい風を感じながら、もうそんな時期なんだと気づかされます。今年もあと1ヶ月。1年って本当にあっという間ですよね、、、(^_^;)

寒さが厳しくなる冬は、車のバッテリーにとっても過酷な季節となります。バッテリーは、希硫酸と鉛板の化学反応(酸化還元反応)によって蓄電を行っているのですが、気温が低くなると化学反応が鈍り、バッテリーの蓄電能力が下がってバッテリー上がりなどが起こりやすくなるのだそうです。出先で突然エンジンがかからなくなってしまった、、、なんて事態は避けたいですよね(; ・`д・´)

サービス部門では現在、バッテリー20%OFF&工賃半額のキャンペーンを開催中ですが、ご好評により、12月中旬まで延長することが決定しました\(^o^)/ クイック作業などのついでにバッテリーチェックをさせて頂くことも可能ですので、愛車のバッテリーは大丈夫かな?と心配な方は、お気軽にご相談下さいね♪

それでは、本題に入っていきましょう! E46アルピナB3 3.3のエンジンオーバーホール作業の続編です(*^^)v

前回はエンジンを洗浄する所までご紹介させて頂いたので、今回はエンジンを組み上げていく所からご紹介して行きたいと思います(*^_^*)

まずは、ピカピカになったシリンダーヘッドを見て下さい!

頑固なカーボンを落とすのにとても苦労していた石井さんも、「洗浄後のヘッドを見たら疲れも吹っ飛んじゃいます♪」と嬉しそう(^O^) それにしても、アルピナのこの美しい燃焼室には本当に感動してしまいますよね(●^o^●)ポートの方も綺麗に処理されていて、当時のアルピナ職人の仕事を感じることができます。

シリンダーヘッドが綺麗になったら、今度はバルブの擦り合わせを行っていきます。タコ棒という先端に吸盤が付いた棒を使い、手作業で丁寧に擦り合わせを行っていきます(^^)/ 以前、4気筒のヘッドオーバーホール記事でご紹介した時は16箇所でしたが、今回は6気筒なので24箇所です。とても骨の折れる作業ですが、ヘッドのオーバーホールにおいてかなり重要な部分なので、時間をかけてしっかり行っていきます(*^^)vこの擦り合わせに関しては、専用の機械を使って短時間で終わらせてしまうショップさんもあると思いますが、「バルブとバルブシートの当たりを感じながらシート面を揃えることができる手作業が一番!」と石井さん。素晴らしい職人魂ですね(^_-)-☆

シリンダーヘッドにバルブを組む準備ができました。まずはバルブのステムシールを取り付けます。この部品は、ヘッド内のオイルが燃焼室に入り込まないようにしているオイルシールで、ここまでばらさないと交換出来ない為、ヘッドオーバーホール時は必ず交換していきます。このステムシールが劣化することによって起こる症状が「オイル下がり」でしたねφ(..)メモメモ(「E91 320i エンジンオーバーホール」記事でご紹介していますので、読んでみて下さいね♪)

ステムシールの取付けが終わったら、バルブの組み付けを行っていきます。前回の記事にも登場したバルブスプリングコンプレッサーを使用します(^^)v

計24箇所、、、外すのも大変ですが、付けるのももちろん大変です(@_@;)

まず、バルブスプリングの上にあるリテーナーを押して縮め、バルブの先端が出るようにします。この状態で、前回ご紹介したコッターピンをバルブの先端にセットし、バルブスプリングコンプレッサーを戻してあげることでバルブが固定されるようになります。コッターピン、本当に重要な仕事してますね!(゜o゜)

24箇所全部組み付けました(●^o^●)

ステムシールがきちんと入っているか、バルブの組み付けに問題がないか再度確認したら、シリンダーヘッドの組み付けは一旦終了です(^_^)v

今度は、シリンダーブロック側の組み付けを行っていきます。

今回、クランクのメタルは新品交換します。この部品、整備士講習で実際に触りましたよ~!(●^o^●)

こちらは親メタルと呼ばれる部分で、クランクシャフトの中心軸を支えているベアリングです。一方で、子メタルと呼ばれるのは、コンロッドのメタルなんだそうですφ(..)メモメモ

シリンダーブロックにメタルをセットしたら、クランクシャフトを載せていきます。
クランクはとても重たいので、慎重に行います(*^_^*)

クランクを本組みする前に、メタルのクリアランスを測ります(^^♪

プラスチゲージという緑の紐状の柔らかいプラスチックをクランクの上に置いたら、メタルをセットしたキャップを静かに載せ、規定トルクで締めつけます。

締め付けたボルトを緩め、キャップを外して見ると、プラスチゲージが潰れています。この潰れた幅を測ることで、メタルクリアランスを測定することが出来ます(^O^) こちらも講習で習いましたが、面白い工具ですよね♪

この作業を子メタルにも行いクリアランスに異常が無いことが確認できました。シリンダーはホーニングを行っているので、ブロックの準備は万全です。これで安心してエンジンの組み付けを行うことが出来ます(*^^)v

今回のご紹介はここまで♪次回はついにエンジンが組み上がりますよ~\(^o^)/

 

余談ですが、先月から通っている三級ガソリン整備士の講習も、基礎分野まで終わりました!初めて知る事も多かったので不安でしたが、なんとか学科試験と実技試験をクリア出来ました(●^o^●)しかし、ここからが本番です。これからもっと専門的な勉強に入っていくので、頑張って着いていかなければ、、、(; ・`д・´) クルマ好きな皆さん、ショールームでお話する際には、是非マニアックな話題を振って下さいね~(^^)/

 

それではまた次回、続編をお楽しみに(*^_^*)